Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareの「Harbor Container Registry for PCF」に深刻な脆弱性

VMwareは、「Pivotal Cloud Foundry」向けに提供している「Harbor Container Registry」に深刻な脆弱性が見つかったとしてアップデートをリリースした。

「VMware Harbor Container Registry for PCF」に脆弱性「CVE-2019-16919」が明らかとなったもの。また「VMware Cloud Foundation」においてオプションでコンポーネントを導入している場合に影響を受ける。

同脆弱性では、APIにおけるアクセス制御が適切に行われず、プロジェクトのアクセス権限を持つ場合に隣接するプロジェクトのイメージについても操作が可能となるという。

共通脆弱性評価システムであるCVSSv3のスコアは「9.1」で重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

「VMware Harbor Container Registry for PCF 1.8.x」に影響があり、同社では脆弱性を修正した「同1.8.4」をリリースした。ただし「同1.7.x」は影響を受けない。「VMware Cloud Foundation」についてはパッチの準備が進められている。

(Security NEXT - 2019/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を