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「HTTP/2」の実装に複数脆弱性 - DoS攻撃手法が明らかに

「HTTP/2」の実装において、DDoS攻撃に悪用されるおそれがある複数の脆弱性が明らかとなった。

Netflixが、「HTTP/2」の実装においてリソースの枯渇を引き起こす攻撃手法を確認し、アドバイザリとして公表したもの。脆弱性の開示にあたってはGoogleやCERT/CCと協力した。

「HTTP/2」では、ヘッダの圧縮や複数ストリームによるデータの多重化などサポートする一方、複雑な処理が発生し、実装に問題があるとリソースを大量に消費するおそれがある。

DDoS攻撃に脆弱性が悪用され、リソースが枯渇すると、同じマシン上で動作する他プロセスにも影響を及ぼし、クラッシュする可能性もある。

(Security NEXT - 2019/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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