Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ICカード対応施錠管理製品に認証回避のおそれ

ドアを施錠管理する「iDoors リーダー」に、認証を回避されるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品は、エーティーワークスが提供する「FeliCa」に対応したドアの施錠管理製品。ネットワーク経由でアクセスする同製品の管理画面に、認証を回避されるおそれがある脆弱性「CVE-2019-5964」が明らかになったもの。

同機器へアクセスできるLAN内の端末より、管理者用パスワードの再設定したり、管理画面の機能を利用することが可能になるという。

同脆弱性は、セキュアサイクルの中野佑亮氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社では、脆弱性を修正したファームウェアを提供する。またクラウド対応製品の「iDoorsクラウド」の管理画面は影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2019/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を
「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を