Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチで脆弱性79件を解消 - 一部でゼロデイ攻撃が発生

マイクロソフトは、5月の月例のセキュリティ更新を公開し、CVEベースで79件の脆弱性を修正している。

20190515_ms_001.jpg
5月のセキュリティ更新をリリースしたMS

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にアップデートをリリースしたもの。

今回のアップデートでは、同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性を除き、79件の脆弱性を解消した。「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」の脆弱性に対処している。

さらに「ChakraCore」「Azure」「Office」「Team Foundation Server」「SQL Server」「NuGet」「Skype for Android」「.NET Framework」「.NET Core」「ASP.NET Core」「Visual Studio」「Azure DevOps Server」などの脆弱性を修正した。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」とされる脆弱性が22件、次いで深刻度が高い「重要」が57件となっている。

(Security NEXT - 2019/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正
「WordPress」向けのマルウェア対策やWAFプラグインに脆弱性 - 公開中止に
Cisco、「IOS XR」に関するセキュリティアドバイザリ7件を公開
「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL
Palo Altoの「PAN-OS」や「GlobalProtect App」に脆弱性
バックアップ製品「Arcserve UDP」に脆弱性 - 影響大きくPoCも公開
ファイル転送製品「FileCatalyst」に深刻な脆弱性 - 2023年8月の更新で修正
SonicWallの「SonicOS」やメールセキュリティ製品に脆弱性
ビデオ会議サービス「Zoom Rooms」に複数の脆弱性