Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

歯科書籍の通販サイトに不正アクセス - 関連ポータルも影響か

歯科関連の書籍を扱う通信販売サイト「歯学書ドットコム」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報を含む個人情報が流出した可能性があることがわかった。ポータル内における別のサイトについても被害が生じた可能性があるという。

同サイトを運営するクインテッセンス出版によれば、ウェブサーバにおいてシステムの脆弱性を突く不正アクセスを受けたもの。2018年12月28日にクレジットカード会社から決済代行会社を通じて指摘があり、社内で調査したところ問題が発覚した。

今回の不正アクセスでは、「歯学書ドットコム」において、2012年11月11日から2018年12月28日までにクレジットカード決済を利用した顧客の個人情報が流出した可能性がある。クレジットカードの名義や番号、有効期限、セキュリティコードのほか、住所や電話番号、生年月日、メールアドレスなど最大5689件にのぼるという。

また同サイトは歯科関連のポータルサイト「クイント・デンタルゲート」内で運営されており、同ポータルサイトの会員のほか、ポータルサイト内にある歯科求人サイトや日本国際歯科大会の利用者など、同社が保有する個人情報についても被害を受けた可能性がある。

(Security NEXT - 2019/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

健康商材のB2Bマッチングサイトに不正アクセス - 顧客情報が流出
サーバに不正アクセス、取引先や株主情報など流出 - 研創
ネックストラップ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
獣医学本販売サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
スポーツ用品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
日本茶の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
食肉通販サイトに不正アクセス - 顧客情報が流出した可能性
市施設サイトに不正アクセス、メール配信CGIの脆弱性が標的に - 小諸市
製麺通販サイトに不正アクセス - 不正プログラム除去も被害継続
飲食店向け備品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ