Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP用プラグインの開発者サイトに不正アクセス、顧客にメール - 元従業員が侵入か

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「WPML」の開発者が不正アクセスを受けたことがわかった。

同ソフトは、日本語をはじめ、複数言語に対応するマルチリンガルサイトを構築するためのOnTheGoSystems製有償プラグイン。

「同プラグインにはセキュリティ上の欠陥がある」などと指摘するメールが、プラグインの購入者に対して同社経由で送りつけられたという。

問題のメールでは、攻撃者はプラグインの利用者を名乗り、同社サイトでも利用されていた同プラグイン経由でメールを送信することが可能となったと主張。プラグインの脆弱性を強調した。

今回の問題に対して同社は、ウェブサイトが1月13日の週に侵害されたことを認め、攻撃を行ったのは元従業員で、SSHの古いパスワードや過去にのこしたバックドアを利用したものだと経緯を説明。

(Security NEXT - 2019/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール覗き見職員を処分、PWなど推測して不正アクセス - 宇陀市
サポート詐欺被害でイベント参加者名簿が流出の可能性 - 山口市
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
なかほら牧場の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
ヘアケアツール通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
メールアカウント3件に不正アクセス、個人情報が流出 - 近大関連会社
トヨタの社用車管理サービスに不正アクセス - 原因は古いアクセスキー
鹿児島農産品の通販サイトで個人情報流出の可能性 - クレカや認証情報も
LINEヤフーのサイバー攻撃被害、メールやSlack上でも - 対象件数を修正