Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PowerDNSに複数脆弱性、アップデートで修正 - バグ判明で急遽再リリースも

蘭PowerDNS.COMは、DNSサーバ「PowerDNS Authoritative Server」「PowerDNS Recursor」のアップデートをリリースした。いずれもバグフィクスや機能強化にくわえ、複数の脆弱性を解消している。

今回明らかになった脆弱性を見ると、権威DNSサーバである「PowerDNS Authoritative Server」では、細工されたゾーンレコードによりサービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2018-10851」や、細工されたクエリによりパケットキャッシュの汚染が生じ、DNSSEC署名が確認できずサービス拒否が生じる「CVE-2018-14626」が判明した。

さらにキャッシュDNSサーバ「PowerDNS Recursor」では、これら脆弱性にくわえて細工されたクエリを送信することで、DNSSEC検証を失敗したと誤判定させ、サービス拒否が生じる「CVE-2018-14644」を解消した。同脆弱性は坂口俊文氏が報告したものだという。

いずれも脆弱性の重要度は「中(Medium)」とレーティングされており、開発チームは、「PowerDNS Authoritative Server 4.1.5」「同4.0.6」および「PowerDNS Recursor 4.1.5」「同4.0.9」で対処した。

ただし、「PowerDNS Recursor 4.1.5」では、「www.paypal.com」のCNAMEレコードに対する初回クエリが正しく判定されないとの指摘があり、DNSSEC検証においてあらたな問題が判明。急遽「同4.1.6」をリリースするとともに、詳細を調べている。

(Security NEXT - 2018/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ネットワークカメラ向けアプリに認証不備の脆弱性
一部「ウイルスバスタークラウド」に無効化される脆弱性
WordPressの脆弱性を診断するサービス - カゴヤ・ジャパン
「IBM ServeRAID Manager」にRCE脆弱性 - サポートはすでに終了
「Firefox 73」が登場 - 脆弱性6件を修正
MS、月例パッチで脆弱性99件を解消 - ゼロデイ脆弱性も修正
「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 脆弱性17件を解消
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
Cisco製OSやVoIP製品などに脆弱性「CDPwn」が判明 - 数千万台に影響か
「Adobe Acrobat/Reader」に脆弱性 - 更新は11日に公開予定