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悪意あるメール、クリックの半数超が受信1時間以内 - 朝夕に増加傾向

マルウェアの感染を狙ったり、情報をだまし取るフィッシングをはじめとした悪意あるメール。添付ファイルや記載したURLを開かせようとするが、そうしたクリックの約半数は、受信後1時間以内に集中している。

Proofpointが2017年にワールドワイドの同社企業顧客6000超に対する攻撃について調査し、傾向を取りまとめたもの。

同社によると、52%のクリックはメールの着信から1時間以内に発生。なかでも約4分の1は5分以内、11%は1分以内とメールの受信からほどなくクリックされていることがわかった。

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全クリックに対する割合の推移(グラフ:Proofpoint)

(Security NEXT - 2018/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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