Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PowerDNS Authoritative Server」にRCEの脆弱性 - アップデートがリリース

オープンソースの権威DNSサーバである「PowerDNS Authoritative Server」に脆弱性が含まれていることがわかった。関係機関より注意喚起が行われている。

同サーバのデバッグツールである「dnsreplay」にスタックベースのバッファオーバーフロー「CVE-2018-1046」の脆弱性が含まれていることが判明したもの。重要度は「高(High)」。

同ツールにおいて「-ecs-stamp」オプションを有効にしている状態で、細工が施された「PCAPファイル」を処理すると、任意のコマンドが実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある。

今回の問題を受け、開発元のPowerDNS.COMでは、脆弱性へ対処した「同4.1.2」をリリース。また日本レジストリサービス(JPRS)などより注意喚起が行われている。

(Security NEXT - 2018/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も