Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者や研修医など個人情報5.7万件が所在不明 - 大崎市民病院

宮城県の大崎市民病院において、患者や研修医の個人情報が保存されたハードディスクが所在不明になっている。約5万7000件の個人情報が保存されていたという。

同院によれば、院内事務室のパソコンに接続していたポータブルハードディスクの所在がわからなくなっているもの。4月2日7時過ぎに紛失へ気が付いた。ハードディスクには、研修医が学会や研修会で使用するために抽出したデータを保存していたという。

具体的には、2004年から2017年にかけて扱った患者の個人情報として約4万3500人分の氏名と病名、約4000人分の氏名と住所、約500人分の氏名と住所、病名が含まれる。また、研修医関係の個人情報約3000人分と、研修参加者の個人情報約2000人分、個人識別符号約4000人分なども保存していた。

3月30日19時過ぎにパソコンのログから接続が確認されているが、以降の所在がわからないという。同日より紛失に気が付くまでの期間中、事務室では人事異動にともなう事務机などの配置変えが行われていたことから、その際に紛失した可能性が高いと説明している。

同院では、紛失の対象となる患者や関係者を特定したうえで、個別に説明と謝罪を行うとしている。

(Security NEXT - 2018/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

研究室外に置いた廃棄予定パソコン3台が所在不明に - 日工大
高校生徒の写真データ含む私物スマホを紛失 - 大阪府
中学校でアンケート票を紛失、一部が県教委に届く - 春日井市
新生児訪問指導票などを誤廃棄か、再利用段ボールで保管 - 船橋市
中学校で生徒の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 高槻市
廃棄する健診記録票が運搬中に転落、翌日回収 - 桐生市
高校で引出に入れた記録簿が所在不明に - 大阪府
霊園使用者の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 岩見沢市
顧客情報記載の伝票綴1冊が所在不明 - 東春信金
小学校で結核健診問診票を紛失、整理が不十分で - 平塚市