Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」に深刻な脆弱性、アップデートが準備中 - 攻撃コードに警戒を

コンテンツマネジメントシステム「Drupal」の開発チームは、深刻な脆弱性へ対処するアップデートの準備を進めていることを明らかにした。今後ゼロデイ攻撃が発生するおそれもあるという。

20180323_dr_001.jpg
注意喚起を行った「Drupal」

「同8」「同7」に影響を及ぼす深刻な脆弱性が判明したもの。開発チームでは、数時間から数日以内と短期間に脆弱性を悪用する攻撃コードが作成されるおそれがあるとし、重要度を5段階中もっとも高い「高クリティカル(highly critical)」と評価。

協定世界時3月28日18時から19時30分までのあいだに脆弱性を修正するアップデートを公開する予定。

脆弱性が与える影響の大きさを考慮し、開発チームはサポートが終了している「8.3.X」「8.4.X」に対してもアップデートを用意する方針で、旧版の利用者に対しては、アップデート適用した上でサポート中である最新バージョンへの移行計画を立てるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chromium」の深刻な脆弱性、すでに悪用済み - 「MS Edge」も緊急更新
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
Cisco、セキュリティアドバイザリ17件を公開
ブラウザ「Chrome」に「クリティカル」の脆弱性 - 更新を
「SharePoint Server」の脆弱性悪用に要警戒 - 米当局が注意喚起
WPプラグイン「Network Summary」に深刻な脆弱性 - パッチ未提供
エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 「同8.5」系は最後の更新