Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Symantecも国内で「Bad Rabbit」を検知 - 観測ピークは発生2時間後

10月24日にあらたなランサムウェア「Bad Rabbit」の拡散が観測された問題で、米Symantecでは、日本国内においても同マルウェアを観測したことを明らかにした。

同マルウェアの拡散について、同社では協定世界時10月24日10時前後より観測。ピークを迎えたのはそれから約2時間後で1時間あたり400件以上を検知した。

観測された国を見ると「ロシア」が86%と大半を占める状況だが、3%と少ないものの次いで多く観測されたのが「日本」だったという。以降、「ブルガリア(2%)」「ウクライナ(1%)」「米国(1%)」と続く。

「Bad Rabbit」に関しては、ESETやFireEyeなども国内においてドロッパーを確認したことを明らかにしている。

20171026_sy_001.jpg
検知数の推移(グラフ:Symantec)

(Security NEXT - 2017/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
小規模事業者持続化補助金の事務局がランサム被害
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
サーバがランサム被害、データが暗号化 - 愛知陸運
ランサムウェア被害による情報流出を確認 - アニエスベー
Fortraのファイル転送製品「GoAnywhere MFT」に脆弱性
日東製網、四半期決算を延期 - ランサムウェア被害の影響で
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)