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「675」から始まる着信履歴に注意 - 折返電話で高額料金のおそれ

携帯電話に残された「675」からはじまる見知らぬ着信番号に注意が必要だ。折り返し先は海外であり、うっかりダイアルすると高額な通話料金を請求されるおそれがある。

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パプアニューギニアからの着信履歴(画像:ソフトバンク)

携帯電話にパプアニューギニアを発信元とした「675」からはじまる国際電話の着信が相次いでいるもの。

もっとも高額となるソフトバンクの場合、30秒あたり249円の通話料が発生するおそれがある。携帯電話各社は、心当たりのない着信番号に対して、折り返し電話をかけないよう、ウェブサイトなどで注意喚起を行っている。

こうした不審電話は、通話の着信側に利益が発生する通話サービスを悪用していると見られる。今回のケース以外にも、海外へ国際電話を発信させる詐欺行為はこれまでも確認されている。

(Security NEXT - 2017/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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