Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Portrait Displays SDKの利用アプリに脆弱性 - コード実行のおそれ

Portrait Displaysが提供する「Portrait Displays SDK」を使用して作成されたアプリケーションに脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが公開されており、セキュリティ機関では注意を呼びかけている。

同開発キットのデフォルト権限設定に脆弱性「CVE-2017-3210」が存在。作製したアプリケーションにおいて、管理者権限を持たないユーザーによってシステム権限で任意のコードを実行されるおそれがある。

「同2.34」から「同2.30」までのバージョンを用いて開発したアプリケーションに影響があり、同社では、影響を受けるアプリケーションに対するパッチをリリースした。

また「Fujitsu DisplayView Click」「同Suite」「HP Display Assistant」「HP My Display」「Philips Smart Control Premium」などが影響を受けることが判明しており、修正版がリリースされている。

(Security NEXT - 2017/05/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも
「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto