Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「FIDO 1.1」がリリース、普及促進に向けて国内WGが発足

また国内において同認証の普及を推進するため、作業部会として「FIDO Japan WG」の発足を発表した。地域ごとのWGとしては、中国、インドに続く3カ国目にあたる。

同WGは、FIDO認証を用いたソリューションの導入を推進、認知度の向上を図るために活動を展開。具体的には、同アライアンスに参加、または関心のある国内企業間のコミュニケーションを促進し、同アライアンスの活動や会合を支援する。日本語による資料も用意し、情報発信を通じて国内におけるFIDO認証への理解を深めたい考え。

20161209_fi_002.jpg
国内からの参加企業(画像:FIDOアライアンス)

同WGには、大日本印刷、ディー・ディー・エス、富士通、インターナショナルシステムリサーチ、レノボグループ、ノックノックラブス、NTTドコモ、 NXPセミコンダクターズ、楽天、三菱東京UFJ銀行、ヤフーの11社が参加。

初代座長を務めるNTTドコモの森山光一氏は、FIDO認定プログラムへ積極的に参画する日本企業も多いが、一方でグローバルの団体へ直接参加するには、時差や言語、コミュニケーションのスタイルなど敷居が高く、メリットが享受できないのではないかとする懸念の声があったと指摘。問い合わせ窓口も明確でなかった。

今回の国内WGの設置により、日本語による情報提供はもちろんのこと、同アライアンスへ国内の商習慣なども踏まえた提案なども行っていくという。

(Security NEXT - 2016/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「VMware ESXi」も標的とするランサムウェア「Akira」に警戒を
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用