「ntp」脆弱性の実証コードが公開、単一パケットでサービス停止
複数の脆弱性に対処した「ntp 4.2.8p9」がリリースされたが、同バージョンで修正された脆弱性の実証コード(PoC)が公開されている。リモートより単一のパケットを受信しただけでクラッシュするおそれがあるという。
実証コードが公開されたのは、Nullポインタ参照の脆弱性によりサービス拒否が生じる「CVE-2016-7434」。パッチのリリースを受け、脆弱性を発見、報告した研究者のMagnus Stubman氏が公開した。
脆弱性の重要度は「低(Low)」とされているが、mrulistのクエリ要求を受け入れるよう設定している場合、外部からの細工された単一のUDPパケットにより、クラッシュするおそれがあるという。
同脆弱性は「ntp 4.2.8p9」で修正されているほか、mrulistクエリの要求を制限することで脆弱性の影響を緩和することが可能であるとしている。
(Security NEXT - 2016/11/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
