Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareの一部製品に脆弱性、8月に判明したBlazeDSの脆弱性が影響

VMwareは、「vCenter」「vCloud Director」「Horizon View」における情報漏洩の脆弱性へ対応するため、セキュリティアップデートを公開した。

これら製品が利用する「Apache Flex BlazeDS」において、XML外部エンティティの処理に脆弱性「CVE-2015-3269」が存在。細工されたXMLリクエストによって情報漏洩が生じるおそれがある。

具体的には、「vCenter Server 5.5 update 3」「同5.1 update u3b」「同5.0 update u3e 」や「vCloud Director 5.6.4」「同5.5.3」のほか、「VMware Horizon View 6.1」「同5.3.4」が影響を受ける。以前のバージョンも含まれるとし、同社ではセキュリティパッチを用意した。

「CVE-2015-3269」は、「Apache Flex BlazeDS 4.7」に存在する脆弱性として8月に判明。深刻度は「重要」にレーティングされており、修正版となる「同4.7.1」が公開されている。

(Security NEXT - 2015/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開