Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND 9」にリモートから攻撃できる深刻な脆弱性 - 権威、キャッシュサーバいずれも影響

DNSサーバ「BIND 9」に、深刻な脆弱性が判明した。権威サーバ、キャッシュサーバいずれも影響を受けるとして関連機関が注意を呼びかけている。

今回明らかになったのは、細工されたクエリを受信し、拒絶処理を行おうとした際、異常終了してしまう脆弱性「CVE-2013-4854」。リモートから攻撃が可能で、権威サーバ、キャッシュサーバのいずれも影響を受ける。

脆弱性が存在するのは、「同9.9.3-P1」「同9.8.5-P1」「同9.7.7」で、以前のバージョンも含まれる。「BIND 10」には含まれない。

脆弱性を修正した「同9.9.3-S1-P1」「同9.9.3-P2」「同9.8.5-P2」が公開されており、Internet Systems Consortium(ISC)をはじめ、日本レジストリサービス(JPRS)、JPCERTコーディネーションセンターなどは、パッチの適用など対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も