ゼロデイ脆弱性解消する「Flash Player」のアップデートが公開 - Android版も
Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を解消する「Adobe Flash Player」のアップデートを提供開始した。
今回のアップデートは、「Adobe Flash Player 10.2.152.33」および以前のバージョンに見つかった脆弱性「CVE-2011-0609」を解消するプログラム。脆弱性が攻撃された場合、アプリケーションがクラッシュし、システムを乗っ取られる可能性がある。
「Windows」「Mac」「Linux」「Solaris」など幅広いOSに影響があり、最新版となる「同10.2.153.1」を提供している。
また「Chrome」利用者向けに提供されている「同10.2.154.18」や、Android端末向けに提供している「同10.1.106.16」および以前のバージョンについても、脆弱性が存在しており、それぞれ「同10.0.648.134」「同10.2.156.12」を用意した。
さらに「Windows」「Mac」「Linux」向けに提供されている「Adobe AIR 2.5.1」についても脆弱性の影響があり、最新版となる「同2.6」を公開している。
すでに脆弱性を悪用する攻撃が確認されており、同社やセキュリティ関連機関では、利用者へアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/03/23 )
ツイート
PR
関連記事
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
