Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「緊急」3件含む7件のセキュリティパッチを公開 - マイクロソフト

マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラム7件を公開した。先週公表された予告どおり、深刻度が「緊急」とされるものが3件、「重要」が4件が提供されている。

今回、深刻度が「緊急」として公開されたセキュリティプログラムは、「DirectShow」「Windows Media File Format」「Internet Explorer」の脆弱性を解消するもの。いずれも非公開で同社が報告を受けた脆弱性で、悪用されるとリモートでコードが実行されるおそれがある。

また「重要」として公開されたものは、「SMBv2」「メッセージキュー」「Windowsカーネル」「Macrovisionのsecdrv.sysドライバ」に関する脆弱性を解決するもの。「SMBv2」についてはリモートでコードが実行されるおそれがあり、ほか3件については、特権を昇格する脆弱性が含まれる。

「Macrovisionドライバ」の脆弱性については、11月にマイクロソフトがアドバイザリを公表している脆弱性で、その時点で攻撃が確認されている。Macrovisionでは、脆弱性を解消したドライバを提供しており、同様のものだという。

2007年12月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-dec.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2007/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Windows 10」サポート終了 - 重要度が高い更新は「ESU」で継続提供
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
SAP、10月の定例パッチを公開 - 複数のクリティカル脆弱性
元従業員が取引先情報を不正流出、営業利用から発覚 - ヤマト運輸
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
サイバー攻撃で個人情報流出の可能性 - アサヒグループHD
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正