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ネット広告のオーバーチュアから広告主情報がWinny流出

ヤフーの関連会社でインターネット広告を展開するオーバーチュアの顧客情報が、Winnyを通じてインターネット上へ流出していたことがわかった。

同社元派遣社員により持ち出された顧客情報が、同社員の私用パソコンにインストールされていたファイル交換ソフト「Winny」を通じて外部に流出したもの。同社と取引のある広告主の担当者氏名や会社名、会社住所、電話番号、メールアドレスなどが流出した。

11月17日に毎日新聞が、同社から顧客情報2万8157件の流出し、事故を把握していながらあえて顧客などに事故の公表を行っていなかったことを報じたことから事件が明らかになった。

同社では事件報道後、顧客へ直接謝罪のメールを送っており、二次被害防止のために公表を控えたとして説明するなど対応を進めているが、その対応方法を巡って一部顧客から不満の声があがるなど、波紋が広がっている。

(Security NEXT - 2007/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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