従業員の個人情報や取引先情報がWinny流出 - 派遣請負会社
業務請負や人材派遣を展開する宮内工産グループ会社の総商セレクトは、富士事業所に勤務する従業員の自宅パソコンから、従業員の個人情報や取引先情報などがWinnyを介して流出したことを明らかにした。
流出した可能性が高いのは、同社旧沼津事業所において、2004年ごろから2007年8月ごろまでに扱った社内情報の一部。当時の従業員226人の氏名や住所を含む名簿のほか、取引先14社の担当者氏名、会社情報含む請求書、稼動集計表、派遣契約書などが、10月9日以降に流出した。
同従業員が自宅で業務を行うため、社内情報を無断で持ち出して自宅のパソコンに保存。その後ウイルスに感染したことに気付かずWinnyを利用したため、ネットワーク上にデータが流出したと見られている。10月10日、同社に流出を指摘する匿名の電話があり判明した。
同社では、流出した可能性のある情報の特定し、関係者に対して謝罪や二次被害の注意呼びかけを行っている。また所轄官庁に事故を報告した。同社では再発防止に向け、情報の持ち出しや個人パソコンの業務利用禁止を再度徹底したほか、情報セキュリティに関する研修を実施するという。
(Security NEXT - 2007/10/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県
クレカ不正利用、前四半期比2割増 - 200億円迫る勢い