Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WebSphere App Server」に複数の深刻な脆弱性 - 暫定パッチ公開

「IBM WebSphere Application Server」に複数の深刻な脆弱性が明らかになった。暫定的に対策を講じる修正パッチが提供されている。

IBMは現地時間2026年6月1日、セキュリティアドバイザリ3件を公開し、「同9.0」「同8.5」が影響を受ける4件の脆弱性について明らかにした。

IDのなりすましが可能となる脆弱性「CVE-2026-8644」や、「WS-Security」を利用する「JAX-WS」エンドポイントにおいて、信頼できないデータをデシリアライズ処理するため、リモートからコードが実行されるおそれがある「CVE-2026-9319」が判明した。

さらにセキュリティ制御を回避してコードインジェクションが可能となる脆弱性「CVE-2026-9311」や、「SAML Web Single Sign-On」コンポーネントにおいて信頼できないデータをデシリアライズ処理する「CVE-2026-9330」が確認されている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2026-8644」が「9.1」、「CVE-2026-9311」「CVE-2026-9319」が「9.0」と続く。CVSSスコアに基づく重要度はいずれも4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。「CVE-2026-9330」が「8.5」、「高(High)」で続いている。

同社は、これら脆弱性に対応する暫定修正パッチ3件「PH71422」「PH71453」「PH71454」をリリースした。これらを解消した「Fix Pack 9.0.5.29」「同8.5.5.30」については2026年第3四半期をめどに提供する予定。

(Security NEXT - 2026/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

脆弱性「Dirty Frag」が製品に与える影響を調査 - Fortinet
「Cisco Catalyst SD-WAN Manager」にゼロデイ脆弱性 - 悪用も確認
「Progress Kemp LoadMaster」にRCE脆弱性 - WAF回避のおそれも
「MOVEit WAF」に検知回避の深刻な脆弱性 - 早急な対策を
「Chrome」最新版で脆弱性429件を修正 - クリティカルは22件
「OpenStack Mistral」に脆弱性 - API認証ユーザーがコード実行可能
「Chrome 149」がリリース - セキュリティ情報は近日公開
「MLflow」にアクセスキーなど機密情報が流出する深刻な脆弱性
米当局、脆弱性3件を悪用カタログに追加 - 早期対応求める
「Cisco Unified CM」にクリティカル脆弱性 - 実証コードが公開済み