マイクロソフト、月例セキュリティ更新プログラム9件を公開 - 「緊急」は予告通り6件
マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラムの提供を開始した。深刻度「緊急」が6件、「重要」が3件となっている。
XMLコアサービスの脆弱性は、Explorerを使用して特別に細工されたページを表示した場合、外部からコードを実行されるおそれがあり、深刻度は「緊急」。また、OLEオートメーションの脆弱性では、「Windows」「Visual Basic」のほか、「Office for Mac」にも影響を及ぼすもので、細工されたページの表示した際に攻撃を受ける可能性があるという。
そのほか、「Excel」「Internet Explorer」「Graphics Rendering Engine」「Vector Markup Language」など外部からコードが実行されるなど緊急性が高い脆弱性6件について対応が行われた。
また「Windows Media Player」の脆弱性を解決するプログラムやWindows Vistaの「Windows ガジェット」「Virtual PCやVirtual Server」など、緊急度が「重要」とされる脆弱性3件へ対応している。
今回同社では、セキュリティ更新プログラムの提供とともに、x64ベースのWindowsにおいてカーネル修正の保護を改善する更新プログラムについても、提供を開始したとしてセキュリティアドバイザリを公開した。同OS利用者に対してインストールを推奨している。
2007年8月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-aug.mspx
カーネル修正の保護を改善する更新プログラム
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/932596.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2007/08/15 )
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