Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Skypeを利用して拡大を図る「Stration」亜種を確認 - 米Websense

米Websenseの研究機関であるWebsense Security Labsは、Skypeを悪用するワームを発見したとして注意を呼びかけている。

今回発見されたのは、「Stration」や「Warezov」と呼ばれるワームの亜種。このワームは、Skypeの機能を利用するもので、Skypeの脆弱性によるものではないという。

ワームへ感染すると、自己増殖はしないものの、感染したパソコンがSkypeを利用している場合、ユーザーのコンタクトリストに登録された他ユーザーへ、特定のURLをチェックするように促すメッセージを送信する。

メッセージ内のリンクをクリックし、ファイルを実行すると複数のファイルがダウンロードされ、同ワームやメール送信を行うトロイの木馬がダウンロードされるほか、バックドアの設置される。さらにコンタクトリストを利用したメッセージの送信を行うなど感染活動を行うとして同社では注意を促している。

(Security NEXT - 2007/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「CODE BLUE 2025」29講演が決定 - AIチップ脆弱性から法的課題まで
島根県内の宿泊兼複合施設サイトで顧客情報流出の可能性
外部からの攻撃でシステム障害、一部授業に影響 - 中村学園大
8月のDDoS攻撃件数、前月比1.3倍 - 50Gbps超の攻撃も
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
Doxense製プリントサーバ管理ソフト「Watchdoc」に深刻な脆弱性
構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ