2005年の脅威第1位は「SQLインジェクション」 - IPA
情報処理推進機構(IPA)は、「情報セキュリティ白書2006年版」を公開した。
同白書は、セキュリティの有識者で組織される「情報セキュリティ検討会」にて2005年に発生したセキュリティ上の10大脅威を編集し、今後の対策をまとめたもの。同機構へ届けられた不正アクセスや脆弱性の情報、一般に公開された情報を元に作成されており、94ページで構成されている。
今回の10大脅威の中でトップをかざったのは、大手ウェブサイトが攻撃された「SQL インジェクション」で、2位にウイルス感染によるWinny上への情報漏洩が続いた。3位は、音楽CD上へ「rootkit」がインストールされた事件となった。
そのほか、フィッシングsぎやスパイウェア、ボットのほか、情報家電の脆弱性などについても触れられている。10大脅威は以下の通り。同白書は同機構のサイト上よりダウンロードできる。
1位 事件化するSQLインジェクション
2位 Winnyを通じたウイルス感染による情報漏えいの多発
3位 音楽CDに格納された「ルートキットに類似した機能」の事件化
4位 悪質化するフィッシング詐欺
5位 巧妙化するスパイウェア
6位 流行が続くボット
7位 ウェブサイトを狙うCSRFの流行
8位 情報家電、携帯機器などの組込みソフトウェアにひそむ脆弱性
9位 セキュリティ製品の持つ脆弱性
10位 ゼロデイ攻撃
(Security NEXT - 2006/03/29 )
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