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MS、情報漏洩対策としてAntinnyワームの駆除ツールを提供

マイクロソフトは、PC内の情報を漏洩するワーム「Antinny」の駆除ツールを提供開始した。

同ワームは、感染したコンピュータ内に保存されている個人情報などを、P2Pファイル交換ソフトを経由してネットワーク上に流出させる。この感染活動により、企業や組織が保有する個人情報や機密情報などが流出する事件が頻発。漏洩やネットワークへの負荷など、Telecom-ISAC Japanから今後の事態について説明を受け、さらに対応への協力要請を受けたことから、同社では駆除ツールの提供を決定したという。

同ツールは、セキュリティ更新プログラムと同時に毎月定期的に提供される「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の1つとして提供される。Microsoft Update、Windows Update、ダウンロードセンター、および同社のウェブページからダウンロードできる。

(Security NEXT - 2005/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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