Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ソフォス、7月のトップ10ウイルスを発表 - 「Mytob」の亜種が37%

ソフォスは、2005年7月におけるコンピュータウイルスの報告数をまとめ、「トップ10ウイルス」として発表した。

同発表によれば、7月は「Netsky-P」が1位の座に復活したものの、全体としては「Mytob」ワームの亜種が7種類トップ10入りし、報告数の37%以上を占めるなど、依然として広くまん延している。そのほとんどはメールを通してネットワークを攻撃し、外部からの侵入を可能にする悪意のあるコードが含まれているものも多い。

また新しい亜種の中には、ユーザーをフィッシングサイトへ誘導しようとするものもある。同社では、ウイルス対策ソフトを導入し、ファイアウォールとセキュリティポリシーを正しくアップデートするよう求めている。

同社では、7月に1380件の新規ウイルスを検知、駆除対応した。同社の統計では、7月に使用されたメールのうち2.1%がウイルスメールで、これは先月に比べて若干増えているという。

同社が発表したトップ10は以下の通り。

W32/Netsky-P
W32/Mytob-AS
W32/Mytob-BE
W32/Mytob-EP
W32/Zafi-D
W32/Mytob-CX
W32/Netsky-D
W32/Mytob-CJ
W32/Mytob-CN
W32/Mytob-AT

(Security NEXT - 2005/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
若年層向けアジアCTF大会「ACSC 2025」が8月開催 - 世界大会は東京
ランサム被害でデータ暗号化、原因など調査 - 新興プラスチックス
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を