Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

監査法人が監査先の情報が記録されたパソコンを紛失

新日本監査法人は、パソコンの盗難被害により、監査先より預かった情報や顧客情報を紛失したと発表した。

同法人によれば、5月31日に同法人職員が翌朝の勤務に携帯するため自宅へパソコンを持ち帰り、その際に空き巣被害に遭い、パソコンを紛失したという。同法人では、その直後に警察へ被害届を提出。しかし、7月8日の時点で発見されていないという。

盗難されたパソコンには、パスワードの設定やハードディスク全体の暗号化など、多段階のセキュリティ対策を講じていたとし、同法人では、漏洩の可能性は低いと結論づけている。

パソコンには、みずほ銀行やみずほ証券をはじめ、第一勧業信用組合、青和信用組合、大東文化学園など、監査関与先の情報や、監査関与先より入手した顧客情報3317件の情報が記録されていた。そのうち1335件は個人情報だったという。

同法人では、監査関与先へ事情を説明し、監査関与先の顧客には、監査関与先と協力し、個別に連絡するとしている。

(Security NEXT - 2005/07/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ