Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

航空管制システム停止の原因は不正データ

国土交通省は、8日に東京航空交通管制部が停止した問題について、不正データが付加されたことにより発生したことを明らかにした。

国土交通省航空局によれば、「航空レーダー情報処理システム(RDP)」が保有する飛行計画情報に不正データが追加されたことによりシステムダウンが発生したという。同局は現在、不正データが付加された経緯を調査している。

故障当日は、バックアップシステムに切り替えたが、安全確保のため、離発着のに必要な時間を通常より長く設定したことにより、大幅なダイヤの乱れが発生した。

昨年3月にも東京交通管制部の「飛行計画情報処理システム」がシステムダウンを起こしており、同局ではフェイルセーフ対策を進めていた。同局は「異なるシステムながら多大な迷惑をかけた。真摯に反省し、再発防止に取り組みたい」としている。

リリース
http://www.mlit.go.jp/koku/03_information/01.pdf

国土交通省
http://www.mlit.go.jp/

(Security NEXT - 2004/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
記者会見参加応募者の個人情報をメールで誤送信 - 太秦映画村
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正