MS、月例パッチで脆弱性62件を修正 - 「Windows ALPC」のゼロデイ脆弱性に対応
マイクロソフトは、9月の月例セキュリティ更新を公開し、深刻度「緊急」17件含む62件の脆弱性に対応した。すでに悪用が確認されている「Windows ALPC」の脆弱性を解消している。
今回のアップデートでは「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」の脆弱性を修正。さらに「Office」「ChakraCore」「.NET Framework」「ASP.NET」「Microsoft.Data.OData」の脆弱性に対処した。米時間同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性に対しても、アップデートを実施している。
「Adobe Flash Player」に関する脆弱性を除くと、今回修正された脆弱性はCVEベースで62件。最大深刻度は、4段階中もっとも高い「緊急」の脆弱性が17件、次いで深刻度が高い「重要」が44件。「警告」が1件となっている。
脆弱性によって影響は異なるが、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性23件。「権限の昇格」「情報漏洩」「セキュリティ機能のバイパス」「サービス拒否」「なりすまし」などの問題へ対応した。

アップデート情報を確認できるマイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイド
(Security NEXT - 2018/09/12 )
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