Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

電通テック、パーソナルデータの管理と活用で新会社

電通テックは、パーソナルデータの管理や企業における活用を支援する新会社マイデータ・インテリジェンスを設立した。

同社では、生活者が健康データや行動データ、位置情報、購買データなどさまざまなパーソナルデータをプラットフォームに登録。1つのIDで統合管理し、パーソナルデータで生活者と企業をつなぐ双方向のプラットフォームを提供するという。

信託したデータは、生活者同意のもと、特定の企業にだけ公開。データの提供を受けた企業は、マーケティングに利活用できる。生活者は見返りとして、提供したデータに応じた報酬やサービスなどを受けることができる。

今後、生活者には使用したデータに基づいた対価やインセンティブを提供し、企業に対しては生活者が許諾したデータを必要な分のみ提供する「マイデータ・バンク」として機能させる予定。

来春には大規模実証実験を計画しており、生活者の同意形成や、企業のニーズと利活用による成果を検証するとしている。

20180921_dt_001.jpg
プラットフォームサービスの概要(図:電通テック)

(Security NEXT - 2018/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
買収予定関係者に個人情報含む用地実測図を誤送信 - 新潟県
業務用PCを紛失、賃借人の個人情報含む可能性 - コロンビア・ワークス
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
政府、豪主導の「防御可能なアーキテクチャ」国際ガイダンスに署名