Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

P2Pによる情報漏洩の告発状に見せかけた不審メール - JNSAが注意喚起

日本ネットワークセキュリティ協会は、同協会を騙った不審なメールを確認したとして、注意喚起を行った。

今回見つかったのは、同協会を騙って事業者のウェブサイトに設置された意見送信ページから送られた不審メール。ファイル共有ソフトのネットワーク上にデータ流出しているとの告発状に見せかけた内容で、メールを受信した事業者から同協会へ問い合わせがあったという。

送信ページは、海外のサーバ経由でアクセスされていたが、送りつけられた文面には特に不正なURLなども記載されておらず、送付の目的は不明。メールに個人名なども記載されており、誹謗中傷の可能性もあるという。

確認された不審メールは1件のみで、ほかに報告は寄せられていないが、同協会ではこうした告発状をメールで送付することはないとして、ウェブサイトや会員向けのメールを通じ、誤って返信などしないよう注意を呼びかけている。

日本ネットワークセキュリティ協会
http://www.jnsa.org/

(Security NEXT - 2008/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県