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Lenovoの「RackSwitch」「BladeCenter」にバックドア - 買収前の2004年から存在

Lenovoが提供する「RackSwitch」「BladeCenter」などのスイッチに、特定条件下で管理コンソールの認証をバイパスされる脆弱性が明らかとなった。問題を修正したファームウエアが提供されいている。

「RackSwitch」「BladeCenter」などで使用されているファームウェア「Enterprise Network Operating System(ENOS)」に脆弱性「CVE-2017-3765」が存在することが判明したもの。重要度は「高(high)」。悪用は確認されていないという。

Lenovoによると、同ファームウェアに認証のバイパスが可能となる「HP Backdoor」と呼ばれるバックドアが存在。特定の環境下でスイッチの管理インタフェースへアクセスし、権限を変更することが可能になる。

攻撃者によって同脆弱性を悪用されると管理者のアクセス権限を取得され、情報漏洩やサービス停止などにつながるおそれがある。

(Security NEXT - 2018/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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