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日米図上演習データ入りUSBメモリの盗難、公表せず - 陸自

陸上自衛隊の中部方面総監部において、2007年2月に日米図上演習データを保存したUSBメモリを紛失し、原因が内部犯行による盗難だったことが判明した際も公表していなかったことがわかった。

総監部所属の1等陸尉がUSBメモリを盗み、駐屯地内のゴミ箱に捨ていたもの。警務隊の捜査により同年4月に盗難が判明。同年5月に停職60日の懲戒処分を行ったが、現金や有価証券の窃盗や無断欠勤が理由とされ、USBメモリの問題は公表されていなかった。

石破防衛大臣は7月1日の会見で、紛失当時、保存されていたデータが「注意」レベルであり、内規上問題ないとして大臣に報告が行われず、情報漏洩被害の拡大を招くおそれがあることから公表しなかったことを認めた。1等陸尉を処分した際も同様の理由で公表しなかったという。

(Security NEXT - 2008/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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