Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティ更新で脆弱性44件を修正 - Officeゼロデイ脆弱性も解消

マイクロソフトは、4月の月例セキュリティ更新をリリースした。「Adobe Flash Player」に関する更新を除くと、CVEベースであわせて44件の脆弱性を修正している。

今回のアップデートでは、「Windows」をはじめ、同社ブラウザ「Internet Explorer」「Microsoft Edge」や「Office」および「Office Servers」「Web Apps」のほか、「Silverlight」「.NET Framework」「Visual Studio for Mac」の脆弱性を修正した。

脆弱性の影響を見ると、リモートでコード実行が可能となる脆弱性のほか、情報漏洩、特権の昇格、サービス拒否などの脆弱性を解消した。環境によって異なるが、脆弱性の最大深刻度を見ると、「緊急」が13件、「重要」が29件、「警告」が2件となっている。

またFireEyeやMcAfeeより公表されたOfficeに関するゼロデイ脆弱性「CVE-2017-0199」についても、今回のアップデートで対処している。

(Security NEXT - 2017/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を