Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性学習ツール「AppGoat」に4件の脆弱性 - アップデートが公開

情報処理推進機構(IPA)は、複数の脆弱性を修正した脆弱性学習ツール「AppGoat」の新版を公開した。

同ソフトは、ウェブアプリの脆弱性を発見する方法や対策について、実習を通じて学ぶことができるソフトウェア。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同3.0」および「同2.0」に任意のコード実行が可能となる「CVE-2017-2099」をはじめ、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2017-2102」、「DNSリバインディング」の脆弱性「CVE-2017-2100」、認証不備の脆弱性「CVE-2017-2101」が含まれていることが判明したという。

いずれも馬場将次氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。同機構は脆弱性を解消した「AppGoat 3.0.1」を公開した。

同機構では、脆弱性の影響を受ける旧版の利用者に対して利用を中止し、引き続き利用する場合は脆弱性を解消した新版をダウンロードするようアナウンスを行っている。

(Security NEXT - 2017/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消