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約3万7000件の顧客情報紛失が判明 - 三菱UFJ証券

三菱UFJ証券は、旧三菱証券の10支店における社内資料の紛失が判明したと発表した。

紛失した内部資料は、1992年から2005年までに扱った「財形貯蓄給与控除明細表」や「信用取引無債務リスト」のほか、「月次回答書受入管理台帳」「口座属性照合リスト」「信用配当金受払明細帳」などで、内部資料を記録したマイクロフィルムも含まれる。

旧岡山支店が取り扱った顧客情報約9000件や浜松支店の約7000件をはじめ、最大で約3万7000人分の顧客情報が含まれていると見られているが、正確に把握できないという。資料には、顧客名や住所、残高、口座番号、顧客コード、取引内容など個人情報が記載されていた。

今回の紛失は、2005年の合併以前における資料の保管状況の確認や集中化などを進める際に判明したという。ほかの廃棄書類とともに誤って処分した可能性が高く、外部への情報漏洩の可能性は低いと同社では結論づけており、また不正に利用されたとの報告も受けていないとしている。

(Security NEXT - 2007/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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