Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Flashの緊急更新、Linux向けにも供給開始 - Adobe

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」に複数の深刻な脆弱性が見つかった問題で、後日公開するとしていたLinux向けアップデートを提供開始した。

20150717_as_001.jpg
Linux版についても更新を公開したAdobe Systems

今回のアップデートは、イタリアのセキュリティベンダーであるHacking Teamの情報漏洩により明らかとなった脆弱性CVE-2015-5122」「CVE-2015-5123」の2件に対応するもの。いずれもコードが公開されている。

米国時間7月14日より「Windows」および「Mac OS X」のほか、Linuxを含む「ブラウザ同梱版」については、アップデートの提供を開始していたが、Linux向けプログラムについては後日公開するとしていた。

Adobe Systemsでは、Linux向けの新版として「同11.2.202.491」を用意。脆弱性の緊急度は、4段階中もっとも高い「クリティカル」。

その一方で、適用優先度に関しては、3段階中もっとも高い「1」とした「Windows」「Mac OS X」に対し、Linux版では、従来より攻撃対象となっていないとし、管理者の判断に委ねるもっとも低い「3」とレーティングした。

(Security NEXT - 2015/07/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み