Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サンリオ以外の企業株主にも「投資勧誘メール」 - 「株主ポイント倶楽部」運営企業が調査中

サンリオの株主情報が外部流出した可能性が判明した問題で、流出原因となった可能性がある「株主ポイント倶楽部」を運営しているインベスター・ネットワークスは、調査状況を公表した。現時点で情報漏洩を断言できないとしている。

20150408_io_001.jpg
調査状況を公表したインベスター・ネットワークス

今回の問題は、「サンリオ株主ポイント倶楽部」の利用者に、同サービスのみ利用しているメールアドレスへ、投資を勧誘するメールが届いたことから問題が発覚。サンリオが「株主ポイント倶楽部」経由で情報が漏洩した可能性があるとして事態を公表していた。

これを受け、「株主ポイント倶楽部」を受託運営しているインベスター・ネットワークスが調査状況を明らかにしたもの。「サンリオ」の株主には4月7日に投資勧誘メールが届いたが、翌8日には「株主ポイント倶楽部」を利用する「アルデプロ」「トランスコスモス」「ゴルフダイジェスト・オンライン」といった企業の一部株主にもメールが届いたという。

サービスに登録していたこれら企業の株主のべ1万4333人分が情報が漏洩した可能性がある。投資勧誘メールが届いた経緯はわかっておらず、情報漏洩の可能性があるものの、断定には至っていないと同社では説明。引き続き内部調査を進めるとしている。

(Security NEXT - 2015/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

委託先サイトで個人情報流出、脅迫メール届く - 神奈川県
高齢者支援施設名乗る不審メール出回るもマルウェア感染確認されず - 仙台市
なりすましメールでEmotet感染、情報流出 - 防犯カメラメーカー
「Emotet」に感染、送受信メールが流出した可能性 - 京セラ
MS&Consulting、登録者情報約57万件が流出か - あらたな可能性判明で件数修正
嘱託職員の業務用Gmailアカウントがスパムの踏み台に - 香川県
不正アクセスによる個人情報漏洩が判明 - 文科省
メルマガ会員に無関係の中国語メール、個人情報の流出も - 転職情報サイト
P2Pによる情報漏洩の告発状に見せかけた不審メール - JNSAが注意喚起
レストランの顧客名簿が盗難で外部に流出 - 広島市内のホテル