「SSL」に見つかった脆弱性「POODLE」、「TLS」にも影響
暗号化通信のプロトコル「SSL 3.0」に、暗号化通信が解読されるおそれがある脆弱性「POODLE」が判明した問題で、これまで安全とされてきた「TLS」についても、実装によっては同様の影響を受けることが判明した。
「POODLE」は、「SSL 3.0」において暗号化通信が解読される脆弱性「CVE-2014-3566」で、中間者攻撃によって通信内容を盗聴されるおそれがある。脆弱性を公表したGoogleの研究者が「POODLE(Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption)」と名付けた。
脆弱性判明以降、後継となるプロトコル「TLS 1.0」「同1.1」「同1.2」への移行が促されたが、あらたに「Padding Bytes」の検証処理を正しく実装していない場合、同様の脆弱性「CVE-2014-8730」が存在することが判明したという。
セキュリティ機関や複数のセキュリティベンダーではセキュリティアドバイザリを発行。注意喚起を開始している。
(Security NEXT - 2014/12/11 )
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