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ACCSが2012年下半期の活動状況を報告 - 組織不正コピーの情報提供62件

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、著作権侵害事件における捜査協力の状況や、不正コピーの情報受付窓口に対する通報状況など、活動状況を取りまとめた。

同協会によると、捜査協力により刑事摘発に至った著作権侵害事件は26件。2011年度下半期の44件から18件の減少となった。

摘発の内容を見ると、ファイル共有ソフト「Share」による著作権侵害が11件で最多。海賊版の販売が6件で続く。ファイル共有ソフトに関しては、前年同期に比べると使用されるソフトの種類が広がっており、「Share」のほか、「Cabos」「Perfect Dark」「WinMX」が使われていたという。

また海賊版の販売に関しては、著作物の複製だけでなく、著作物の画像などを抱き枕や掛け時計に加工し、キャラクターグッズとして販売しているケースもあった。

同協会では、組織内におけるソフトウェアの不正コピーについて、情報受付窓口を設置して対応にあたっているが、2012年下半期は62件の情報提供が寄せられた。

ACCS会員企業が、情報提供をもとに会員が和解を行った件数は15件。1998年度以来の和解金は、累計で約102億8000万円になっている。

(Security NEXT - 2013/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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