Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

一部Android端末にサービス不能の脆弱性 - 3キャリアに影響

Androidを搭載した一部端末にサービス不能(DoS)へ陥る脆弱性が存在するとして、アップデートを呼びかけている。

脆弱性情報サイト「JVN」によれば、システム領域を参照する際の処理に不具合があり、特定のファイルへアクセスすると対象製品が強制終了させられる可能性がある。Androidエミュレータ上で今回の脆弱性は確認されておらず、一部端末における実装に依存した問題だという。

今回の脆弱性は、フォティーンフォティ技術研究所(FFRI)の大居司氏が発見し、IPAに報告したもので、JPCERT/CCが調整を行った。

NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの複数機種が対象となっており、最新のソフトウェアにアップデートすることで解消されるが、一部機種については未対応で、今後対処ソフトが提供される予定。

(Security NEXT - 2012/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
「Google Pixel」に2件のゼロデイ脆弱性 - アップデートを
スマートフォンアプリ「Yahoo! JAPAN」にXSSの脆弱性
最新Androidセキュアコーディングガイドに英語版 - JSSEC
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
Android 14の変更点をカバー - セキュアコーディングガイド新版
MS、ブラウザ「Edge」の脆弱性を修正 - Android版は更新版を準備中
QNAP、アドバイザリ4件を公開 - 「QTS」の深刻な脆弱性など解消
「Google Pixel」や「SureLine OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局