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2011年上半期の新種マルウェアは1200万件 - 年間2000万件に達する可能性も

マカフィーは、2011年上半期のマルウェア活動が過去最悪となり、前年同期と比較して22%増となる約1200万件を検出したことをあきらかにした。

同社が、2011年第2四半期における脅威の状況を取りまとめたもの。2011年中に発生するあらたなマルウェアは2000万件にのぼり、7500万件に到達する可能性もあると同社では予測を示した。

攻撃手法としては、マルウェアをルートキットに隠す手法が目立っている。2011年上半期に検出された「ステルスマルウェア」は前年同期から38%上昇し、「Koutodoor」「TDSS」が活発だった。

同社シニアバイスプレジデントのVincent Weafer氏は、ステルスマルウェアが組織に侵入し、長時間にわたり被害に気がつかないケースがあると危険性を指摘している。

またはじめて偽セキュリティ対策ソフトが検出されるなど、利用が進むMac OS Xが攻撃対象となりつつあるとして、同社では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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