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金融向けカード発行システム「Entrust IFI」に深刻な脆弱性

Entrustが提供しているカード発行システム「Entrust Instant Financial Issuance(旧CardWizard)」に脆弱性が明らかとなった。

オンプレミス版において「SmartCardController」サービスに実装されている「.NET Remoting」において、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2026-23746」が確認された。

安全ではない設定のTCPリモーティングチャネルが登録されており、リモートよりサーバのポートへアクセスできる場合、認証を必要とすることなく、信頼されていないリモートオブジェクトを呼び出すことが可能。

任意のファイルを読み取ったり、外部サービスに対する認証を強制することができる。さらにファイルの書き込みやコードの実行なども可能となり、情報漏洩やホストの侵害につながるおそれもある。

CVE番号を採番したVulnCheckでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.3」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。同脆弱性については「同6.11.1」「同6.10.5」にて修正済みだという。

同製品に関しては、前月2025年12月にもデフォルトで有効化されている「Legacy Remoting Service」において「.NET Remoting」に起因する脆弱性「CVE-2025-34414」が判明している。CVSS基本値は「9.3」、重要度が「クリティカル(Critical)」とし、同じく「同6.11.1」「同6.10.5」にて解消されている。

(Security NEXT - 2026/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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