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スパム対策機器にゼロデイ攻撃、ディレクトリサーバに横展開 - 慶応大

対象者は、同メールサービスを利用する学生や卒業生、教員、職員、さらに2025年9月卒業生や2025年8月28日以降にアカウントを停止したユーザーあわせて6447件。

さらに2025年3月の卒業生に関するメールアドレス1025件なども対象としている。

一方、転送されたデータ量より、大量のデータが流出した可能性は低いが、スパムメール隔離サーバ上の情報についても流出の可能性がある。

具体的には、隔離されたメール最大22万2508件のほか、セーフリスト、ブロックリストに載っているメールアドレスとドメイン最大1613件が含まれる。

今回の問題を受けて、同大では2025年12月23日に全アカウントのメール用パスワードを強制的にリセット。さらに同月25日にはログインパスワードについてもリセットした。また警察や監督官庁、関係機関へ報告するなど対応を進めている。

(Security NEXT - 2025/12/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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