Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を

同社では現地時間2025年12月10日にあらたな攻撃キャンペーンとして脆弱性の悪用を確認。攻撃は少なくとも2025年11月下旬ごろより展開されているという。

利用しているツールやインフラなどから、中国系のグループによる攻撃キャンペーンの可能性があると同社は評価。攻撃グループを「UAT-9686」として追跡している。

攻撃キャンペーンの調査は現在も継続中だが、脆弱性が悪用され、マルウェア「AquaShell」が機器上に設置されていたことが明らかとなった。

「HTTP」経由で任意のコマンドを実行できるウェブシェルで、永続的にアクセスするためのバックドアとして動作する。

さらに攻撃キャンペーンでは、SSHによるリバーストンネルを確立する「AquaTunnel」、ログの痕跡を削除する「AquaPurge」、トンネリングツール「Chisel」などの利用も確認された。

(Security NEXT - 2025/12/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新