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データ分析ツール「Apache Kylin」に認証回避の脆弱性

データ分析プラットフォーム「Apache Kylin」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を解消したアップデートが提供されている。

認証を回避できる脆弱性「CVE-2025-61733」が明らかとなったもの。開発チームが現地時間2025年10月1日、メーリングリストで明らかにした。

代替となる経路やチャネルを利用することで認証をバイパスされるおそれがある。「Apache Kylin 4.0.0」から「同5.0.2」までのバージョンが影響を受ける。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を「高(High)」と評価している。

開発チームでは、現地時間2025年9月28日に脆弱性を修正した「Apache Kylin 5.0.3」をリリース。利用者に対してアップデートを推奨している。

(Security NEXT - 2025/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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