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Blackmagicの配信機器に脆弱性 - キー流出や乗っ取り懸念も

「CVE-2025-57441」を悪用されると、ビデオモード、入出力のルーティング設定、ラベル、デバイスモデル、固有IDなどの内部の識別子や、機器、ストリームに関する機密情報が外部へ漏洩するおそれがある。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、これら脆弱性のベーススコアを「9.8」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

いずれの脆弱性も、米国立標準技術研究所(NIST)が提供する脆弱性データベース「NVD」に登録されているが、対象バージョンや修正方法といった情報は、2025年9月24日の時点で明らかとなっていない。

脆弱性の概念実証(PoC)も公開されている。脆弱性の報告した研究者は、該当するポートに対するアクセスを信頼できるIPアドレスなどに制限するなど緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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