Atlassian、8月のアップデートで脆弱性5件に対処
Atlassianは、2025年8月に複数製品向けにリリースしたアップデートで対処した脆弱性について明らかにした。
現地時間2025年9月16日にセキュリティアドバイザリを公開し、前月の更新でサードパーティ製プログラムに判明した脆弱性のべ5件を解消したことを明らかにしたもの。製品間の重複を除くと3件の脆弱性に対応した。
重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていないが、いずれも重要度を2番目に高い「高(High)」とレーティングしている。
具体的に見ると、「Confluence」では「Apache Commons」に判明したアクセス制御不備によりリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2025-48734」を修正した。
「Jira」および「Jira Service Management」では、サービス拒否を引き起こすおそれがある「Apache Tomcat」の整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2025-52520」や、リソースを過剰に消費するおそれがある「CVE-2025-53506」へ対処している。
同社は各製品の影響範囲を明示するとともに、修正版のバージョンを示しており、利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/09/19 )
ツイート
PR
関連記事
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
